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「図書館マナブ講座」もっと知りたい!『源氏物語』開催の様子をご紹介します【日立市立記念図書館】

古典の日(11月1日)にちなみ、令和6年11月3日(祝)、日立市立記念図書館主催で「図書館マナブ講座」が開催されました。日立市出身で日本古典文学専門の人気講師永井久美子先生が、いまドラマで話題の『源氏物語』の魅力を解説。平安時代に描かれた絵巻などビジュアルを多く用いた、千年前の『源氏物語』の世界を深掘りした講座です。申込初日で定員に達してしまう程の人気でした。そんな講座の様子をご紹介します。

講師  永井久美子先生(日立市出身・東京大学大学院総合文化研究科准教授)

宣材写真(長井久美子さん)さわやか顔アップ

講師プロフィール

専門は比較文学、日本古典文学。博士(学術、東京大学)。主な業績に、「『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説」(『アジア遊学246』2020年)、『「世界三大美人言説の生成』(東京大学ヒューマニティーズセンター、2020年)、「紫式部の近代表象」(『鹿島美術財団年報』2016年)など。

 

開催の様子(令和6年11月3日(祝))会場:日立市立多賀図書館(4階)大ホール

写真の上にカーソルを置くと解説文が表示されます。

日立市立記念図書館鈴木館長による主催者あいさつ永井久美子先生(東京大学大学院准教授)日本古典文学を専門とし、絵巻を多数用いたビジュアルから楽しめる解説が分かりやすいと評判の人気講師が日立市で講演。130人収容の大ホール(多賀図書館4階)は満席状態。熱気で冷房が入る。永井久美子先生は日立市出身。スライド中央の男性は永井先生のお父上で教員だった方。銅像のモデルは曾祖父で現日立第二高等学校の創立者。スライド「ドラマに見られる『源氏物語』オマージュ」特に参加者の興味をひいたスライドで大河ドラマに関する解説や裏話に皆が「もっと聞きたい!」と反応。スライドの絵巻を解説する際に『源氏物語』の登場人物を大河ドラマの役者名で分かりやすく解説したところも好評だった。講師による寄贈本(永井先生の執筆ページがあります)と講座の内容が分かる配布資料(講師提供)。1冊の本『猫と東大。』がきっかけでこの講座が実現しました。源氏物語の関連本(絵巻・くずし字ほか)や講師著書本など多数展示したところ、講座終了後にコーナーに殺到し借りていく人が多かった。

講師からの寄贈本(記念図書館のスロープ展示で貸出中です)

次のとおり『源氏物語』や講師が研究する分野の本を寄贈してくださいました。さらに深掘りしたい方へのおススメ本です。

『猫と東大。』(ミネルヴァ書房、2020年)

『「世界三大美人」言説の生成ーオリエンタルな美女たちへの願望』(東京大学ヒューマニティーズセンター、2020年)

『排他と頬杖ー作家イメージの塁型論』(東京大学ヒューマニティーズセンター、2023年)

『和漢のコードと自然表象』(勉誠出版株式会社)*永井先生の執筆ページP115「『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説」

『〈キャラクター〉の大衆文化」』(株式会社KADOKAWA)*永井先生の執筆ページP111「「世界三大美女」言説と戦後日本の美人観」

『東京大学広報誌淡青47(2023/09)』(東京大学広報部)*永井先生の執筆ページP20「平安古典の犬と猫ー「心なき」もの、「心ある」もの」

 

pdf図書館マナブ講座チラシ(pdf 935 KB)

 

講座内容の分かるスライド資料をご覧ください

日立市出身で日本古典文学専門の人気講師による講座、そして、大河ドラマ放送中の講座開催ということもあり、お申し込みを受付けできなかった方が多くいらっしゃいました。この度、永井先生のご厚意により、講座に参加できなかった方や講座をふりかえりたい方へ、添付の資料が提供されました。

印刷した資料は、記念図書館のスロープ展示『源氏物語』関連本コーナーにありますので、是非手にとってみてください。

 

pdf20241103 図書館マナブ講座PPT_永井久美子_後日配布資料_rev6(pdf 2.28 MB)

 

 


掲載日 令和6年12月23日
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住所:
〒317-0073 茨城県日立市幸町1-21-1
電話:
0294-24-7714
IP電話:
050-5528-4946
FAX:
0294-24-7977

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